業務上横領によって逮捕

ようやく迎えた瞬間

その後警察を介した調べなどを元にしてそれまでの事情がようやく『業務上横領』として認められて、大雪りばぁねっと。の代表を含めた関係者数名が逮捕されることとなった。幹部が逮捕されるところまでは良いとしてもだ、驚いたことに代表の親族が次々に逮捕されるという事態に発展したというのだ。それだけこの大雪りばぁねっと。に託けて、本来使うべき支出を自分達の欲望がままに総額として5億円もの資金を利用していたという。最終的に75万円しか残らなかったというが、この残金はただ使わなかっただけなのか、それとも意図的に残しただけなのかは分かりかねるが、逮捕されたことでようやく真相が暴かれるだろうと期待する声もあれば、呆れてもはや言うこともないという人もいる。

大雪りばぁねっとの代表はNPO法人を設立する以前から水難救助を目的としたレスキューとしての仕事を受けており、それに精通している人物でもあった。だからこそこうした活動を通すことによって信頼を取り入って、やがて自分たちがこれでもかとむさぼり食らうこととなる。その顛末を探ってみると分かるのは、どんなに言葉を取り繕っても欲望と言う言葉でしか満たされないものだった。

被災者の心を抉るだけだった

具体的にこの大雪りばぁねっとがどのようにして被災地に貢献したのかを見ると、どう考えても喜ばれないものとして挙げられるのが『ニューハーフショー』だ。催し物としてなら面白くなるかもしれないが、震災で心が酷く傷ついた人達にしてみれば、何ゆえそんな見たくもない派手なイベントを見なければならないのか憤りさえ感じるところだ。それを代表は何も悪いことはしていないとばかりに正当化している辺り、間隔が被災地にいる人間とは大きく乖離していることが分かる。励ますことを目的にしているのであれば、飲食物を提供する、雇用を少しでも広げて生活の手助けをするなど、やり方は交付金でどうとでも手段は講じられたはずだ。

だが決定的ともいえるような発言をメディアを通して話している。それは『お金が無くなってしまうという感覚がない』というものだ、この言葉を聞いて多くの人が疑問符を持つだろう。お金がなくなる事が何を意味しているのかはいうまでもない、それが復興事業として利用されるべきモノであるなら被災地において結果が残されていなければならない。経過による結果がなされていなければどんなに近道しても、成果は為されていないこととなる。メディアからの取材を通じて自分のしている事は何も悪い事はしていない、むしろ自分なんてまるで問題にならないとした、責任転嫁さえ感じられる言葉だ。このような言葉で騙されるほど、大半は黙っていない事は事実、その後も代表は自分は決して悪くはないと正当化するだけだった。

従業員の解雇、そして現れるずさんな出納管理

従業員の解雇にしてもだが、はっきりとした解雇理由は通達されることがないまま雇用されていた140人近い人間はまた無職へと逆戻りすることとなる。唯一の救いとしては離職表が町から交付されるとのことで少なからず支援の目処が立っていることだろう。その点は良いとしても、やはり問題となるのはどのように資金を運用していたのかその実態がまるで見えていないところにある。何をするにしても領収書を切る事無かったと言われている。

そして驚愕すべき事実としては、この法人には金銭出納帳が存在していなかった点でも明確に金銭の流れを掴ませないようにするための裏工作だったと見ることが出来る。経理に詳しい人間が一人もいないことをいい事に、もはや好きなときに好きなように利用することが出来るだけの金を手に入れたと、驕っていたとみるべきところだ。資金をしっかりと管理していなかったことで、それまでにまだ支払っていなかった未払いもあり、その状況もろくに確認することができないままだったというのだから、何をしていたのかとはたはた疑問だけしか残らないところだ。

改めて確認できたこと

さてこうした大雪りばぁねっとはもちろんとして、復興を目的とした活動は各地で様々に行われている。無論全うに行われている事業もあるが、中には明らかに活動の実態が読み解けない団体も存在している。思えば震災が起こってからというものの、町などでもよく見かけるようになった募金活動などもその例としてあげることが出来る。行為としてはするべきことをしているといえるが、果たしてそこに入れた少ない誠意が届けられたかどうかについては、疑った事は有るだろうか。

筆者は自身の自宅近所でも被災地へという名目で募金を行っている人々を見かけた事がある、そこでお金を入れたかといわれると答えはNOだ。もちろん理由がある、それは自分たちが何者なのかという事を表明していなかったからだ。団体とする証拠も掲げないまま募金を求める声を出しても、それで信じるほどお気楽な性格をしているわけではない。そこに入れるならと役所を通じてお金を少なからず入れたが、それも本当に自分にできる範囲での話だ。

被災地にはお金よりも生活用品が必要だという声もあった、友人からいつぞやそのように生活用品を出してくれとのメールが届いたことがあった。言いたい事はわかる、だが本当に必要なのは生活用品かもしれないが、人が使いまわしたものではない新品のものだろうという事が理解出来たので、呼びかけには答えなかった。薄情と取られるかもしれない、だが事実被災地への支援物資の大半がほとんど使用する事が出来ないものばかりだったというニュースが流れているのを聞いたときには、こうなると思ったと感じた。

つまるところお金が必要というわけなのだが、大雪りばぁねっとのような例を考えると然るべき資金としてなったにも関わらず使い方によって無駄遣いされてしまっては、元も子もない。だが現実問題として、復興予算として活用されている8億円などとは桁違いのお金が本当に活用されているのか、疑問が提示されている。

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