住んでいる人にとっての死活問題

金銭的存在が不可欠

人間が人間として働くために必要なものは沢山あるが、現代社会において絶対的に必要となるものはどうしても『お金』だ。金銭がなければまともに飲食することも出来なければ、家を持つこともできない。そのためどうしても人は金銭を手に入れるために働かなくてはならない。労働によって得られる収入は誰にとっても必要なことだが、被災した地域においてはそうした雇用を獲得する事はかなり難航している。その例としては農業や漁業で整形を養っていた人々に置き換えてみれば分かるところでもある。特に農業は先祖代々、といったように保有している土地で長年農業を行いながら生計を立てていたという人もいる、その人達にとって津波はもちろんだが何をおいても放射能が、その労働のすべてを剥奪されていった。結果として無職となり、長い時間共に過ごしてきた家畜たちを助けることも出来ないまま、自分達は避難しなければならなくなるなどとやり切れなかった人々は多数だ。家畜たちのその後はいうまでもなく、人の庇護がなくなったことで自然界での厳しい環境と飼育された環境で慣れた中では生きていくことが出来ず、死に絶えたという話を聞いたときには個人的にやりきれなかった。

動物達もそうだが、人間もまた自分たちが生きるためには働かなくてはならない。被災した人々には損害賠償というのもあるが、それも微々足るものだ。一生涯生活していけるだけのお金が手に入るわけではないため、明日を生きていくためには雇用されて一定の収入を得なければならない。だが農業などの一次産業に携わっていた人々からすれば、ほかの仕事に就くというのは相当ハードルが高い。年齢的にまだまだ働き盛りであるならまだしも、高齢者にもなれば仕事は限られてくる。ここへ更に現代社会特有の引きこもりに陥ってしまえばどうなるかは、言うまでもない。

働きたいけど働くことが出来ない人も多い中、被災した地域での雇用状況はどのようになっているのかを分析してみよう。

求人こそあるが、求職者が見つからない

震災した直後はさすがに生活の基盤が整っていないことを含めれば、まだ働くことは出来ないのは言うまでもない。アレだけの震災があった次の日には働くことを考えられるほど、思考を働かせられる人はいないだろう。徐々に肉体的・精神的な安定が見られるようになるのはおよそ1年後に少しずつではあるが求人と求職、両者の数字が上り調子となる。中には直ぐに現実と向き合って働くためにと考えている人もいたかもしれないが、大半の企業、そして雇用を求めている求職者から考えればやはり時間を置かなければならない。時間がすべてを解決することは出来ないにしても、冷静に考える事はできたと見ることは出来る。その後段々と求人に比例して就職を希望している人も増えていき、大きな傷を負った東北被災三県においていうなら労働力は回復傾向にあるといえる。

そんな中でどんな仕事が人気を集めているのかというと、仕事内容として選ばれているのは都心においても良く見られる人気の職業でもある。例として、

  • 事務的職業
  • 生産工程の職業
  • 運搬・清掃などの職業
  • サービスの職業

これら4つの職業が東北で現在までに特に人が集中しているものとなっている。相変わらず事務職が人気となっているが、求人と求職のバランスはあっていないため競争が激しくなっている一方で、求人が多いものの人手そのものはあまり足りていないという状況に見舞われているところもある。

もう少し具体的な数字で表してみると、有効求人数としては『約12.7万件』となっており、それに対しての有効求職者としては『約10.2万人』となっている。求人よりも求職者の方が少なく、また仕事を選ばなければという意味でなら、就職そのものは枠そのものは余っていることになる。就職そのものは進行しているというのも理解できる、その証拠として震災から1ヶ月後から平成26年度2月までに就職した人々は『約41,7万人』となっているため、状況は改善傾向にあるとも取れる。

著しく建設業が人手不足

ところがだ、こうした就職において最も人材不足となっているのは何を言うまでもなく『建設業』が、どの業種において圧倒的に人手不足となっている。もちろん求職を希望している人もいるが、求人数に対して著しい求職者の少なさが顕著に出ているため、東北地方の建設業界は恐ろしく人材が足りていないのが良く理解出来る。被災した直後なのに仕事を選んでいる余裕など無いだろうと思うかも知れないが、建設業といっても高齢者にそのような過酷な現場仕事を担えるだけの体力があるのかどうか、考えなくても分かるが年齢的な面でどうしてもネックになってしまう。

ほかの職種についても一部の固定した職業だけに一極して求人が殺到している一方で、求人に対して求職者が足りていない状況になっている企業もある。震災直後ともなれば精神的な面で何かしら枷を負う事になり、どうしても仕事を選ばなければならない人もいる事を考えると就職自体は進行しているが人手不足を解消できているかは微妙なところだ。

新しい東北の創造を乱す存在

こうした雇用状況は先に話した復興庁が推し進めている計画に大きな遅れをもたらすことは言うまでもなく、また実態を知る事が出来ない雇用を怪しく思いながらも応募してしまう人もいる。困窮している人からすれば自分を採用してくれるのであれば何が何でも、そう考えている人もいるはずだ。そのためこうした東北地方の状況を狙って新たに事業の開拓と、復興支援をしていこうとする人も出てくる。中には雇用を推進して、新しい生活を築けるだけの基盤形成を助けるようにするNPO団体なども存在しているが、そんな思いを弄ぶように事件が起こった。

心をひとつに!つながろう日本!

クリニック開業支援.comはクリニック 開業支援をするにあたり、先生との徹底的なヒアリングの上、最適な資金計画を検討・ご提案いたします。型にはまらない柔軟な計画だからこそ自己資金がない状態からでも開業することが可能となります。
大阪市北区 分譲賃貸はその気になればずっと住み続ける事が出来ます。 一生ものの賃貸となる可能性もある分譲賃貸も、その他定番の人気条件として急浮上中!

東日本大震災から見る復興支援の実態